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digital or analog process?

digital or analog process?

12.10.2015.

ジュエリーを制作するのにおいて僕は少々複雑というか回りくどい手法を用いる。
まず3Dモデリングソフトや3DCADソフトを数種類使う。これは自分の頭の中のイメージが1つのソフトでは完結して実現出来ないから。

3DCADソフトは使い始めて10年になるが、10年前は僕を含めほとんどのジュエリー作家がこのソフトが一体何になるのか分からず、難しいと言って触れていなかったが、僕は当時から興味を持って分からないながらも本を買って独学していた。
当時はモニターの中で出来た物を出力する方法が無かったし、今より全然何も出来なかったけど、ただ可能性を感じてずっと使ってきた。

制作に3DCADを使っているというと、最近ではよく「ああ、あれね」的に言われるようにまで浸透した。でも僕の制作手法は3DCAD=簡単というイメージを覆すと思う。

色々手法はあるが、最近だとzbrushという立体造形ソフトで造形してそれを他のソフトにエクスポートして、自作のプログラミングを走らせてそこで新たな形に変形させたりする。
あとはプログラムを書いてそれに何かの式を当てはめて、パラメータを調整して自動生成した形を数種類描き出して、自分のイメージに合う結果を選んで、別のソフトにエクスポートして加工したりとか。

3D系のソフトを動かして処理するにはPCの処理速度やグラフィック描画能力もかなり要求されるので、外部グラフィックボード付きのPCでCPUも速いものじゃないとすぐにハングアップして使い物にならない。
いつか小型のモバイルPCで自分の要求する作業が快適に出来ればと思っているが、10年以上経ってもまだその時代は来ていない。

そうは言いながらもアナログな手法も好きだ。
実際に素材を触ったり、削ったり叩いたりしていると不思議と落ち着くし、素材と対話が出来る。手を動かすとさらなるアイデアが湧いてきたりする。そして何より実際に見てみないと厚みや重さや物質が人に与える質感は分からない。
自分のベースはアナログ手法にあると思っている。

制作手法はデジタルだろうがアナログだろうが結局なんでも良いと思う。自分のイメージを形に出来れば。そして自分の頭の中のイメージを越えられれば。

 

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